マニアックな料理好きならご存知の方も多いでしょうか。
正直、私はこの本の存在を最近まで知らなかったのですが、この本『Modernist Cuisine』は何やら料理界を揺るがすほどの内容だったそう。
というのも、2012年に出版され、世界有名レストランのシェフたちがこぞってその料理法を取り入れたそうです。
世界一予約のとれないレストランとして有名な「エル・ブリ」のオーナーシェフにも「キッチンの概念を変える」と言わしめたほど。
ただ、ずーっと翻訳本が出なかったのでそのまま洋書を買ったという方も多いよう。
が、ついに!
もうすぐカドカワさんによって出版されるそう!!
「Modernist Cuisine」とは?
ざっくりいうと、マイクロソフト元CTO(最高技術責任者)のネイサン・ミアボルドがプロデュースした、最先端の科学技術を取り入れた料理本。
科学・物理学・機械学を駆使し、真空調理器や遠心機、乳化剤、酵素などを使って革新的な調理法をまとめたんだそう。
英語版は全6巻組みで、内容は以下の通りです。
Vol.1:歴史と基礎
Vol.2:技術と器具
Vol.3:動物と植物
Vol.4:材料と準備
Vol.5:レシピ集
Vol.6:キッチンマニュアル
驚くのは、そのサイズ。2438ページ、6巻のハードカバーで、全巻合わせると約23kgにもなるそう。
が、今回出版される日本語版の本は、6巻分を1冊にまとめたコンパクトな本のようです。
いいとこどりしてくれているのでしょうか?
英語版では1522のレシピですが、日本語版は406レシピを収録しています。
超マニアックなその内容とは?
英語版の本では何がすごいかというと、
- 情報量の濃さ
- ビジュアルの多さ
- マニアックなレシピ
と、3つポイントにおいてすごいんです。
情報量は変態的密度らしい(笑)
日本語版はかなり削られているので、正直本を読んでみないとちょっと分かりません。
でも、圧力鍋や真空調理器、ウォーターバス、電子レンジを使った調理なんかが載っているそうなんで、低温調理をする身としては気になります・・・。
ビジュアルの多さについてはAmazonページを見ても分かる通り。
どうやって撮ったのかと思うほど美しい断面図や顕微鏡レベルの写真があり、見るだけでも楽しそうです。
そして3つ目のレシピについて。
どうやら「究極の目玉焼き」「30時間かけて作るハンバーガー」「真空調理でつくるリゾット」など変態的な匂いがプンプンするレシピが紹介されているそう。
ほんと、家庭料理レベルでは全く必要のなさそうな内容です(笑)
この本、9月21日に発売ということで、 Amazonではもう予約が始まっています。
低温調理といえば、以前「Cooking for Geeks」を紹介しました。
が、こちらの本は写真がなく固い文章で読みづらいのが難点でした。
もしかするとこれから買うという方は、こちらより「Modernist Cuisine」の方がより分かりやすいかもしれません。
購入する予定なので、読んだらまたお知らせしますね。
興味のある方はAmazonページを是非チェックください〜
『Modernist Cuisine』日本語版のAmazonページはこちら
(追記:2018.10.16)
ちなみに、後日Amazonで購入しました!
買った時のレビューはこちら。